渡米前の準備段階から、ホームステイをしながら現地の高校に通い、帰国するまでの情報を載せます。
今までいくつか断片的に述べてきたことは、あなたのカルチャーショックを救う際に、客観的であることがいかに大切であるかを示すものです。

カルチャーショックの背後にある要因と、それが引き起こす感情とをひとたび理解してしまえば、あなたが私達の文化によりよく適応できるものと思います。

あなたが表す敵意のようなものも、おそらくは困難からきているのだと思います。このことを理解するのが、早ければ早い程、あなたは容易にカルチャーショックから回復できるでしょう。

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テーマ:海外留学 - ジャンル:学校・教育

新参者が体験する諸問題は実に現実的であるということを指摘してよいと思います。

温暖な気候の国から熱帯へやって来た人は、しばしば非常な不安に悩まされます。変った食べ物がろうばいさせることもあります。例えば、リオでは水と体力の不足が現実的な問題となります。

これらの物理的困難が、意志の疎通の仕方がわからないことや、風変わりな習慣によって表わされる不確かさから引き起ってくる困難さに加わる時、その結果として生じる要求不満や不安は理解しうるものです。

しかしながら、時がたつにつれて、環境に適応するようになり、水や食べ物や他の日常生活の細かい点における基本的なことができるようになるのです。

環境はすぐ変わるものではありません。変えうるのは、それに対する人間の態度なのです。もはや、環境が自分を困らせるようなことがなくなれば、滞在している国の人々やその生活習慣に自分の居心地の悪さを帰することもなくなるでしょう。そして、新しい生活環境の中でやっていけるようになるわけです。

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適応の最終段階として、その国を訪れた人は、その国の生活習慣を単に自分の国とは違ったものとして受け入れるようになります。

緊張することはあっても、不安を感じることなく、新しい文化の中で、どうにかやっていくことができるのです。時折、感じる緊張も、社会的な交際の手がかりをすっかり把握することによって、解消されるでしょう。その国の人々が何を言っているのかは理解できても、それが実際に何を意味しているのかが、はっきりしない期間が長いかもしれません。

すっかり適応することによって、単に食べ物や飲み物、習慣や慣習を受け入れるばかりでなく、実際にそれらを楽しむことができるようになります。自国へ戻る時に、それらを持ち帰るようにさえなるかもしれませんし、帰ってしまったまま戻らないとなれば、慣れ親しんだ国や人々を次第に恋しく思うことにもなるでしょう。

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カルチャーショックは外国を訪れた者が、言語に関する知識を修得することができ、自分であちこち見て回れるようになるにつれて、薄らいでゆきます。これが新しい文化的適応の第一段階です。

まだ時折、困難、不便を感じることがあっても、「ここは試練の場、どうしても我慢しなければ」といった態度が取れるようになります。

普通この段階において、滞在国の人々に対して以前よりもすぐれた接し方ができます。ユーモアのセンスもその威力を発揮しだしますから、批判する代りにその国の国民について冗談を言ったり、自分自身の難局についてさえ冗談で笑い飛ばしたりしてしまうこともできるようになります。こうなればもう、「回復期」にある訳です。

この段階までくれば、あなたより悪い状態にある、かわいそうな友人を今度はあなたが助けてやることができるし、その人と話しあったり、その人をどこかへ案内したりすることによって、自信を与えてやることもできるのです。

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あなたは同国人の集まりや、その親しい人達だけの範囲の中へ逃避しようとしますが、このことが、しばしばステレオタイプ(定型化)として知られる、感情的に植えつけられた物の見方を形成する源となることがあります。

これは一種特有な、滞在国とその国の人々を否定的態度でとらえて、風刺する中傷的な短絡思考です。「欲深いアメリカ人」とか「なまけ者のラテンアメリカ人」などは、このステレオタイプのまださほどひどくない例です。

型にはまった見方をすることは、カルチャーショックの手痛い打撃を受けた人の自我を救うかもしれませんが、そのことが真に滞在国やその国民を理解する方向に導くものとは、決して思われません。

このカルチャーショクにおける第2段階は、ある意味で、病気における危機的な状況といってよいでしょう。つまり、これを乗り切れば滞在を続けることができるし、乗り切ることができなければ、神経的にすっかりまいってしまう前に、帰国した方がよいでしょう。

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Author:パピオン
大学生のときから、私の心をひきつけて夢中にさせているものがあります。それは英語です。大学卒業後、英語を武器にして色々な職業につきました。

日米高校生交換留学事業の東京事務所長、地方自治体の生涯学習英会話講座講師、ネイティヴを中心に運営されている英語教育学会の監事などです。

著書:
はじめよう!生きがいとしての英語(春風社刊)

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